リハビリ中

晩夏の頃から立ってタバコを吸うことが億劫になって、頭も体も萎えていて、このままでは寝たきりになってしまうと思ってリハビリを意識している。とにかく外出。歩数を稼ぐ。人間が生まれてから死ぬまでにトータルでもっともカロリーを消費する運動は歩行である。

 

最初は浦和競馬でも見に行こうかと思ったのだけれど、無観客開催中で断念。ただなんとなく「浦和」の日かなと美術館の予定を覗いてみると

 

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でも顔がいいんでしょ。行かないという選択はほとんどありえない。

 

江戸時代から令和に至るまでの「美男」「美少年」を描いた作品を集めた企画展。歌川国芳の浮世絵と竹宮恵子のカラー原画が同じ展覧会で並んでいやがるの。

美少年という概念に沿った作品では、偉丈夫とは異なりやはり性が分化する前のイノセントさ、未成熟だからこその色気みたいなものを取り入れた作品が(江戸時代のものでも)多く、そういう意味では現代でも共感できる、時代性に左右されない魅力というのは女性画よりもむしろ男性モチーフの方があるのかもしれないと思った。 高畠華宵の雑誌「日本少年」表紙の義経(分からんけど多分義経)が出色で、塗りから構図から、2021年にpixivに出ていてもランキング入りするんだなあ。伊藤彦造「阿修羅天狗」もそうだけれど、いわゆる漫画絵と、イラストレーションが合流したのがずいぶん後になってからで、後者の源流は戦前にさかのぼれそうだと思った。

 

美術館の前後に、評判のいい北浦和の酒屋で「つきよしの」*1を買ってみたり、「調」と書いて「つきのみや」と読ませる神社に兎を見に行ったりした。浦和の調ちゃんってここに由来してるんですね。ということは浦和市民にはかなりおなじみの神社なんだな。

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狛犬のかわりにウサギが置いてあるのは鳥取の白兎神社でも見たけれど、手水を口から吐くウサギはどうなんだ

Twitterは特に意味もなくツイートと閲覧を中止している。とにかく閉塞感がひどいので、なにからなにまで試しに変えてみることを第一義に。Twitterやめたら4年ぶりに小説書き始められた。もうやめるか(笑い)。月末だか二週間後だか一万字書いたらかは知りませんが適当なところで戻ります。

*1:青山吉能ロング派